日本モンテッソーリ協会(学会)のルーメル賞受賞者
  • 第1回ルーメル賞(2013年) 

  • 赤羽 惠子
    ドイツ・ケルンでモンテッソーリコースを学び、日本人初のディプロマ取得。帰国後、わが国最初のモンテッソーリ園「うめだ子供の家」、自らも京都に開設した「深草子どもの家」と京都モンテッソーリ教師養成コースで、理論および実践を展開した。日本のモンテッソーリ教育の進化と発展に寄与した。
    松本 静子
    イタリアのペルージアで“3~6歳”ディプロマ取得。アメリカ・ロサンゼルスでトレーナー研修を積み、1975年、日本人で初めて国際モンテッソーリ協会(AMI)トレーナーに公認。東京モンテッソーリ教師トレーニングセンター設立。日本モンテッソーリ協会の理事としてモンテッソーリ教育界に寄与した。
    森 愛
    日本モンテッソーリ協会(学会)学会誌『モンテッソーリ教育』第44号に論文「マリア・モンテッソーリの園芸に対する考え方について―その著述からの考察-」を投稿し、掲載された(2011年、104-117頁参照)。高齢者の自立支援の一環として独自の新アプローチを試みた研究を行っている。

  • 第2回ルーメル賞(2014年) Sr.下條裕紀媛

  • Sr.下條 裕紀媛
    1965年春、北九州の聖ヨゼフ幼稚園園長時代にモンテッソーリ教育を知る。大宮小百合幼稚園園長、広島小百合幼稚園園長兼理事長の役職を担いつつ、人間形成における幼児期の重要性を強く意識し、広島・山口のモンテッソーリ教育の発展に多大な貢献を果たした。

  • 第3回ルーメル賞(2015年) 

  • ・竹田 恵
    上智モンテッソーリ教員コースでモンテッソーリ教員のディプロマを取得。善福寺子供の家の教員、上智モンテッソーリ教員養成コース実践科目を担当しながら横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程修了後、大学教員としてモンテッソーリ教育のリバイバルを研究する。

  • 第4回ルーメル賞(2017年) 

  • 松本 良子
    上智コースでモンテッソーリ・ディプロマ取得。桜美林幼稚園園長を経て、日本モンテッソーリ協会の第3代会長クラウス・ルーメル師を支えながら、14年間事務局長を務め、現在の当協会の基礎を固めた。特に、1996(平成8)年に日本学術会議に日本モンテッソーリ協会を学術研究団体として登録に努力された。
    町田 明
    上智コースでモンテッソーリ・ディプロマを取得。埼玉県で小学校に勤務し、特殊学級(現 特別支援学級)に注力し、恵泉幼稚園園長を経て、地域ボーイ・スカウトなどの子ども会活動に従事しながらわが国におけるモンテッソーリ教育の普及と発展に尽くされた。 ・相良 敦子
    九州大学大学院教育学研究科博士課程単位満期修了。滋賀大学教授、その間に付属幼稚園園長、長崎純心大学大学院教授、2016年3月末退任。著書『ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』『お母さんの「発見」』『幼児期には2度チャンスがある』その他多数。

  • 第5回ルーメル賞(2018年) 

  • 佐々木 洋子
    中国支部 小百合幼稚園勤務。自らの子育てのため一時休職したが、その後、復職した。「子どもの平和と教師の関わり」『モンテッソーリ教育』第49号、日本モンテッソーリ協会(学会)、2016年、114-123頁の「事例報告・実践報告」がルーメル賞の受賞となった。

  • 第6回ルーメル賞(2020年) 

  • 佐々木 景
    うめだ・あけぼの学園で、モンテッソーリ教育に出会う。児童発達支援センター「こじか子どもの家」を開設。障がい児にモンテッソーリ教育を取り入れ、子ども自身が自己を成長させている姿や、また保護者が子育てを通してみずからの生き方の価値観が変わる事実を紹介する。

  • 第7回ルーメル賞(2021年) 

  • 天野 珠子
    上智モンテッソーリ教員養成コースでモンテッソーリ・ディプロマ取得。わが国において大学教員として、実践家として半世紀を超えてモンテッソーリ教育の普及と発展のために尽力した。日本モンテッソーリ協会(学会)の副会長・副理事長に携われた。

  • 第8回ルーメル賞(2022年) 

  • ・下條 善子
    日本モンテッソーリ協会(学会)の広島「信望愛学園モンテッソーリ教師養成コース」設立の中心モンテッソーリアン。さらに学校法人小百合学園 広島モンテッソーリ教師養成コースのコース長としても積極的に活動し、長年にわたって貢献されている。

  • 第9回ルーメル賞(2023年) 

  • ・前之園 幸一郎
    15年間、日本モンテッソーリ協会(学会)の会長・理事長を務められた。モンテッソーリ教育のわが国における普及・発展のために寄与し、多大な貢献を果たした。2022年4月9日にその職を辞した。現在、東京モンテッソーリ教育研究所付属教員養成コース長。
    ・Sr.林 悦子
    長崎純心大学教授。『モンテッソーリ教育』第53号、54-65頁の論文「マリア・モンテッソーリの子ども観に見るカトリック的感受性-知性と愛の発見-」がルーメル賞の受賞対象である。20年間にわたる保育現場での活躍を背景にしたモンテッソーリ教育の理論家。


「ルーメル」賞はモンテッソーリ教育の普及・発展のために寄与された
故クラウス・ルーメルSJ会長(理事長)の多大な功績を記念するために
2012年に定められました。